オフィス家具を製造しているメーカーに岡村製作所という会社がありますが、こちらはどのような会社なのでしょうか。
岡村製作所は1945年に、太平洋戦争中に航空機を製造していた日本飛行機の社員たちによって横浜市磯子区岡村町に設立されました。スチール家具全般の製造、販売のみならず、産業機械その他の製造、販売にも携わり、金属製建具取付工事の請負、建築業に関する付帯工事なども行っています。また、事務所の環境向上と事務・生産効率向上に関わる情報の提供と、それに関連する機器の製造、販売もしています。
岡村製作所は「創造、協力、節約、貯蓄、奉仕」の社是に基づき、「よい品は結局おトクです」というモットーにモノづくりを展開しています。このモットーはとてもわかりやすく、消費者にインパクトを与えるものであると思います。
資本金は18,670百万円で、全国に99の支店を持ち、従業員数は2007年3月31日現在で2,713名を数えます。また、東京証券取引所の1部上場企業です。
オフィス家具においては、順調な企業業績による設備投資の増加を背景に、新築、移転需要を確実に得ることができるよう、オフィスにおける生産性の向上の提案を積極的に行い、トータル的な受注を目標としています。
また、金融機関の店舗拡大、統合等による設備投資も盛んな現在、その提案力を活かした受注に努め、売上を伸ばしています。さらに、海外において売上を伸ばすなど、世界市場に向けての販路の拡大を図っているようです。
オフィス家具メーカーにコクヨという会社があります。コクヨと聞いてまず頭に思い浮かぶのは、「キャンパスノート」や文房具周辺です。
コクヨの歴史は古く明治38年にさかのぼり、黒田善太郎が和式帳簿の表紙を製造する「黒田表紙店」を大阪で開業したのが始まりで、昭和5年にはバインダーの製造を始めています。昭和49年にスチールデスクの発売を開始したのが、オフィス家具のメーカーとしてのスタートであります。また平成16年には分社、持株会社制へ移行しています。
創業から100年以上たった今では、ステーショナリー、オフィスファニチャーの製造販売をはじめ、店舗空間の設計、施工、オフィスの内装・施工監理、物流、人事・総務・経理等のBPOサービス、といったような、モノだけではなく、サービスを含めたワンストップでご提供できる企業グループへと発展しています。
従業員は2007年3月現在で4,949名(連結)を数え、資本金は158億円、年間売上高は3395億円(2006年4月~2007年3月)となっています。
顧客の立場に立ったモノづくりを追求し、創業時から一貫して「買う身になって作りましょう」などの標語を全社共通の価値観として掲げて、今までにたくさんの商品を世に送り出しています。これからは国内で培ったオフィスのあり方に関連するノウハウを、海外市場に展開し、特に成長のめざましいアジア圏で提供するといった事業にも注力していくようです。
オフィス家具メーカーに内田洋行という会社があります。内田洋行は昭和16年に設立され、創業は明治43年までさかのぼります。現在では資本金50億円、平成18年7月現在の社員数は1,493人を数え、売上高が連結で1500億円を超える会社となっており、東証1部上場企業です。
オフィス家具の製造、販売事業のほかに、事務用機器・機具、事務用品、環境設備品、教育工学用機械・機具、教材・学校設備品、電子計算機、電子応用機械、電算関連用品、これらの製品の製造・販売と輸出入を行っています。取り扱っている商品は、オフィス家具としての事務用デスク、チェアー、テーブル、プレゼンテーション機器などですが、各々の商品を単体で売るより、オフィス全体の空間を提供するという企業理念があります。
そのため、情報システム環境のネットワーク構築や防災設備、ビジネスソリューションの提供などの事業に強みがあり、金融機関を中心とした店舗の内装工事を積極的に提案し、人が働く・集う・学ぶ、といった顧客が付加価値を高めることの可能な場所を提供するソリューション型ビジネスを展開しています。
今後はユビキタス技術を駆使した総合的なソリューションを提供し、新たなビジネスモデルの提案と新製品の投入を展開していくようです。本社機能は東京都江東区潮見にある潮見オフィスでつかさどっていますが、ここはテレビドラマや映画の『踊る大捜査線』の舞台となり、湾岸署の外観とエントランスは、潮見オフィスで撮影されました。
オフィス家具メーカーにイトーキという会社があります。イトーキは、2005年6月に製造部門の株式会社イトーキクレビオと販売部門の株式会社イトーキが合併した会社です。旧イトーキの前身は伊藤喜商店といって、旧イトーキクレビオの前身は伊藤喜工作所という会社でした。ちなみに伊藤喜工作所は、もとは伊藤喜商店工作部の事業を1950年に分離独立して設立されたものです。
会社が設立されたのは1950年ですが、伊藤喜商店の創業は古く、1890年までさかのぼります。現在では資本金52億7700万円、従業員数は連結で2389人が在籍する東証1部上場企業です。前身の伊藤喜商店は文具等も扱っていたうよですが、イトーキとなった現在では、スチール家具やデスクやチェアーなどのオフィス家具を中心とした業務展開をしています。また、商品単独の販売だけでなく、空間を設計し商品化しての提供も行っています。
イトーキが掲げる企業コンセプト「Ud&Eco style(ユーデコスタイル)」は、ユニバーサルデザインとエコデザインを1つに統合し、持続可能な共創社会の実現とあらゆる人が使いやすい製品や環境づくりを目指すものです。
今後は中国においての現地法人の設立や欧米市場を視野に入れた国際基準の製品設計を実現し、欧米・アジア市場への進出や海外ブランド製品の輸入販売強化などを図っていくようです。ちなみに、1903年にホッチキスを日本で初めて販売したのは、イトーキの前身の伊藤喜商店です。